2006年 12月 21日 ( 1 )

しみじみと泣いた映画・その1

c0020452_740956.jpgc0020452_13432340.jpg「フラガール」
<公開時コピー>
未来をあきらめない


<STORY>
昭和40年。エネルギーの需要は石炭から石油へとシフト、世界中の炭鉱が次々と閉山していた。そんな中、福島県いわき市の炭鉱会社は、地元の温泉を活かしたレジャー施設「常磐ハワイアンセンター」の計画を進めていた。目玉となるのは、フラダンスのショー。早速、本場ハワイでフラダンスを学び、松竹歌劇団で踊っていたという平山まどか(松雪泰子)を東京から招き、地元の娘たちのダンス特訓を始める。しかし数世代も前から山で生きてきた住民は、閉山して“ハワイ”を作る計画に大反対。まどかや娘たちへの風当たりも強く…。



昭和40年の炭鉱のまち。
もちろん映画なので、若干の脚色はあるだろう。だが、その当時の生活、価値観が丁寧に描かれているので、すんなり物語に入っていけた。
そして、単純なサクセスストーリーにしないで、辛い現実もきちんと描いている。

平山まどか役の松雪泰子さん。
好きな女優さんのひとり。彼女の眉の形が好き(自分ではできないけど)。
保守的な炭鉱町にやってきた、異物としての東京女をみごとに演じていた。風呂屋に乗り込んでいく気風のよさ、好きだわ。
レッスン場で一人で踊るタヒチアン・ダンスは圧巻。
そんな彼女の60年代のファッションも素敵だった。
なによりも、平山まどかという人の努力に、感心させられた。
「スマイル」という言葉も印象的だった。

谷川紀美子役の蒼井優ちゃん。
『花とアリス』でバレエを披露していたが、今回はそれ以上に迫力とオーラがあった。普通の田舎娘が、ラストは本物のプロの顔に変わっていたのが印象的だった。
ラストのステージ・シーン。
あの高揚感。あの場にいたエキストラの人たち、ほんとうらやましいわ。
駅のホームでの無言のダンスのシーンもよかったよ。

母親役の富士純子さん。
母としての厳しさと優しさ、凛とした存在感を見せつけられた。

木村早苗役の徳永えりちゃん。
「じゃあな」って言い合える関係がうらやましかった。

飲み屋での岸辺一徳氏の長セリフ。
「パスポートのいらない外国…」と思ってしまった。

「女は強ぇな」というお兄ちゃん(豊川悦司)のセリフ。
強いんじゃない。女子のほうが元気なんだよ。
だけど、兄ちゃんが一番悩んでいたのかもしれないね。

関西では馴染みの薄い常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)。大阪でいうところのスパ・ワールドのような施設なんだろうか?

元気の出るガーリー・ムービー。こういう映画が好き。
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by blue-umiusagi | 2006-12-21 14:00 | 映画雑感