人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< “今日も どこかで” 大阪紀行 ねえねえ・2 >>

“今日も どこかで”

“今日も どこかで”_c0020452_204357.jpg
小田和正コンサート2008 「今日も どこかで」
大阪城ホール 9月25日(木)


3年前と同じ、同業者&同い年のIさんと一緒に。
3年前と同じようにJR京橋駅で待ち合わせをし、神戸にしむら珈琲店 OBP店でケーキを食し、城ホールまで歩く。

城ホールのロビーには、今回もスポンサーとなっている某大手生命保険会社が開催したフォトコンテストの入賞作品が展示されていた。脳内に流れたのは「たしかなこと」。私自身は人物はあまり撮らないが、どの作品も素敵な表情が捉えられていた。

今回の座席はスタンドのKブロック。アリーナの端っこよりもスタンドのほうがステージ全体を見渡せるし、ちょうど前に上方からスクリーン(モニター?)が設置されていた。左手にメインステージとちょっと角度が悪いけど大型スクリーンも見える。「思っていたよりも(座席)よかったね」とIさんと話した。
会場を横長に使用したステージ配置で、アリーナには花道が何本か伸びている。思わずタラバガニを連想してしまった。
 
  「花道があるね」
  「うん」
  「また、小田さん走るのかな?」
  「ジャニーズにみたいに?」
(「ステージで走る=ジャニーズ」という図式が出来上がっている二人)
  「さすがに小田さん、クレーンは使わないよね」
  「使ったらおもしろいだろうね」
  「うん、どんなコンサートになるのかな」

という会話をしながら開演時間を待つ。会場内には洋楽が流れていた(誰の曲なのかは不明)。

場内が暗くなり、スクリーンにはかわいいアニメーションが流れる。小田さんの曲のインストゥルメンタルをBGMにしてアニメの小田さんが走っている。2008年から遡ってご幼少時代(小田薬局の前で家族写真撮影)からスタート。野球少年だった頃、聖光学院時代、建築を学んでいた大学時代、オフコース時代と進みソロ活動の時代へ。要所要所で今の小田さんが当時の自分の写真を撮る。

オープニングは「こころ」。続いて「正義は勝つ」「愛を止めないで」「伝えたいことがあるんだ」。途中MCがあったと思うが、話の内容は覚えていない。この日の小田さんの衣装はTシャツにジャッケット&ベージュのチノパン&白の靴(スニーカーかな?)とシンプル。

続いて「Re」「僕らの街で」。
「いつかどこかで」を歌っているときはスクリーンに映画「いつかどこかで」のワンシンーンが流れていた。興行的にはもひとつだったようだが、出演者に時任三郎・津川雅彦・八千草薫など今考えるとなかなか豪華キャストだ。
この日MCで総理大臣が麻生太郎氏になったことを知った。麻生氏と小田さんは誕生日が一緒。でもって、麻生氏が小田さんの「たしかなこと」という曲が好きだと公言したらしい。政治の世界もいろいろとあるようだがこの曲のような政治をしていって欲しい、というような意味合いのことを言って歌った「たしかなこと」。

そして「夏の火」「僕の贈り物(2番)」「地球は狭くなりました」「倖せなんて」「愛の唄」「さよなら」「言葉にできない」とオフコース時代の曲が続く。オフコース時代の曲は全部は網羅していないので初めて聞く曲もある(この曲を歌う、というのは知っていたが)。オフコースを知らなかった頃の歌なのに心にしみる。
前半のラストは新曲「今日もどこかで」。『めざましテレビ』のテーマソングになっているそうだがテレビを見ないのでこちらも今回初めて聞いた。

小田さんがステージから降りる。スクリーンには恒例<御当地紀行>
書くとさらに長くなるんで別記事にさせていただきます。

後半は「NEXTのテーマ~僕らがいた」から。
「Yes-No」続いて「ラブ・ストーリーは突然に」。さすが当時(1991年)オリコン年間シングルチャート第1位獲得曲。イントロを聞くだけで鳥肌が立つ。「キラキラ」この曲も確かドラマの主題歌だったような気がする。
「そのままの君が好き」「時に愛は」「風のようにうたが流れていた」と続く。
「東京の空」ではスクリーンには空が映されていた。大阪の空だったらいいな、と思いながら見ていたが大阪だとどこの景色か見当がつかなかったので、あれはやっぱり東京の空だったのかなあ。
最後はやさしいメロディの「ダイジョウブ」。NHKの朝の連ドラ『どんど晴れ』の主題歌。デイルームで食事介助をしながら時々聞いていた。

覚えているMCを。
この日(9月25日)は、泉谷しげる氏もイベントで大阪に来ていたようで、スタッフから「泉谷さんからよろしくお伝えください」というメッセージを受け取った小田さん。「あいつから“よろしく”って、言われてもな~」と小田さん。場内爆笑。
今回京都でコンサートを行ったとき(7月22・23日)、ホテルに帰るとフロントにメッセージが届いていた。送り主は財津(和夫)さん。細かいことは忘れたが、いい話だったような気がする。
なぜか「邪念」を連発する小田さん。
「何の邪念もなく、知らない人がCDを買ってくれるなんて…。だんだん邪念が…。邪念の“ジャ”が嫌じゃないですか…。」「邪念なしで書いた、と自分でも信じています」といって歌ったのが「言葉にできない」。
会場から「テレビに出るんですか?」という質問が。声がもひとつ聞こえなかったが、雑誌かなんかに書いてあったらしい。「テレビには出ない」と即答。どうやらガセネタだったようだ。
「他に聞きたいことは?」と会場に問う小田さんに対して「今年も『クリスマスの約束』はあるんですか?」という質問が出た。答えは「今年もする」そうです。やった~♪

「みなさんのご家族や親戚、友達に小田がくれぐれもよろしくとお伝えください」
という伝言を承った。

今回私の座った座席から右30度の角度で、歌詞の出る電光掲示板が見えた。「小田さん=ラブソング」という図式が出来上がっているワタクシ。改めて歌詞を読む(見る)と甘いだけじゃない、言葉に重みがあることに気づかされた。今回のコンサートは、聴覚と視覚両方で小田さんを感じることができた。

アンコールは「またたく星に願いを」「君住む街へ」。イントロを聞くだけで涙腺が緩む。2曲歌って小田さんとメンバーがステージをあとにしてステージの照明が落ちる。もう一度歌声を聞きたくて拍手する私たち。帰りの電車の時間もあるのかな、席を立つ人たちもいる。
照明が点いて2回目のアンコールで歌ってくれたのは「YES-YES-YES 」「今日もどこかで」。
MCで小田さんが「大阪だと海水浴はどこへ行くの?」と質問。
会場から「須磨」という答えが。
「須磨って神戸だろ」と小田さん。よく御存知で。
「大阪にはないのか」
会場から答えはない。このとき「二色の浜(にしきのはま)」と言いたかった。だけど、言えなかった小心者のワタクシ。小田さん、大阪にも期間限定だけど海水浴場はあるんだよ~。
「横浜には湘南があるんだぜ」といって歌ったのが「my home town」。小田さんの故郷である横浜を歌った曲。この曲がこの日のラスト。

そして、小田さんたちがステージを去る。スクリーンには再びアニメーション。ラストの文字は


きっと またいつか


うん、会いたい。
by blue-umiusagi | 2008-09-30 21:30 | イベント雑感
<< “今日も どこかで” 大阪紀行 ねえねえ・2 >>