今回の大人の遠足・京都編のmissionは、高山寺の冬の夜の茶会「夜咄(よばなし)」に参加することだった。
高台寺に到着し、受付を済ます。ちょうど私たちの前で、いったん人数を切ったため、待合で数十分待つ。ここでも、静かにしゃべり続ける私たち。 私「“よばなし”って、和尚さんが説法とかしてくれるんですかね。それとも、むか~しむかしのことじゃった~、ってお話してくれるのかな?」 一瞬間があき、 「違うと思いますよ」とさくら♪さん。 はい、違います。 『夜咄(よばなし)』とは、夕刻から夜にかけて行われる茶事のこと です。まぢボケしてすみません。 最終的に12~3人集まっていた。 蝋燭と油の燭台が灯されたお茶席に案内された。さくら♪さんと私は、ちょうどお手前を正面に見ることのできる位置に座った。 (「尾長鶏みたい」と思ったのはご愛嬌) 御菓子は松寿軒さんの“うぐいす”。口の中で溶けてしまうようなやさしい生菓子。御干菓子は落雁。 お薄を二盌いただいたが、お手前さんが点てたお茶をいただいたのは正客さんのみ。次客さん以降は、お運びの方が運んでくださったお茶をいただいた。 いつもは蛍光灯の下でお稽古をしているが、このような灯りの元でのお茶会は幽玄という言葉がしっくりとくる。 電気が点いて、亭主がお道具の説明をしてくださった。明るくなってから写真撮影OK。みなさんデジカメで写真撮ってました。 床:「春千林処々鶯」(あっ、だから生菓子もうぐいす?) 茶杓:スス竹銀地松梅蒔絵 茶器:高台寺桜木にて 宗旦好菊桐蒔絵 茶:建久の白 お茶杓の裏には松と梅が描かれている。素材は竹。あわせて松竹梅。 おみごと! 座布団に鎮座する手焙(てあぶり) 水指:手桶 高台寺蒔絵 釜:広口政所釜 炉縁:蒔絵 花筏 それぞれ由緒あるお道具を手にとって拝見させていただいた。蒔絵が美しく、目の保養になった。 参加者全員がお茶の心得のある人ばかりではなかったので、主催者側はハラハラしたかもしれないけどね。 初心者でも気軽に参加できる、ということで流派は表千家だったり裏千家だったり、そのとき点てた人によって異なる。今回は裏千家の作法だった。懐紙や黒文字は用意してくださっているので、ほんと手ぶらで参加できる。ただし、ストッキングの場合は靴下は履いたほうがよい。今回は正座だったが、場合によっては椅子も用意してくださる。 ほんと優雅なひとときを過ごすことができた。 後日、師匠に自慢したのはいうまでもない。
by blue-umiusagi
| 2008-03-04 03:04
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