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「上海グランド(新上海灘)」

「上海グランド(新上海灘)」_c0020452_21372845.jpg「上海グランド(新上海灘)」_c0020452_21374061.jpg<公開時コピー>
愛か憎しみか聞かないでくれ。
――ここでしか見られない夢がある――



<STORY>
1930年代の上海。そこではギャングたちが血を血で洗う抗争を繰り広げていた。台湾反日同盟の闘士ホイ(レスリー・チャン 張國榮)は、日本軍の手を逃れてこの魔都に辿り着き、暗黒街のトップを目指すチンピラのリク(アンディ・ラウ 劉徳華)と出会う。二人はやがて固い友情で結ばれ、ともに暗黒街でのし上がっていくが、一人の女性によって運命を狂わせていく…。

レスリー・チャン生誕50周年記念映画祭
その笑顔。その優雅。その眼光。スクリーンの彼Leslieは永遠です。


初めてこの映画を観たのは、2004年4月1日 千里セルシーシアターで。
話の筋はだいたい覚えていたので、余裕を持って映画を観ることができた。

冒頭の拷問シーンといい、乱闘シーンもけっこう痛そう。
やっぱり苦手だ…。

1930年代の上海。
下っ端(便所の汲み取り)からのしあがっていくにもかかわらず、どことなくさわやかさを感じるアンディ・ラウと、斜にかまえているけど、やさしい顔立ち(童顔ともいう)レスリー・チャン。
けっこうダークな時代背景だったにもかかわらず、この二人の存在で、緩和された。日本は、おもいっきし悪だったしね。
とってもかっこいい二人。役柄がぴったりだった。
クラシカルなスーツを着た二人。ほんとに素敵(はあと)。
そんな二人のダンスシーン、目の保養になった。

そして、ウソンssiも確認できた。
ひと言、若い…。
アンディやレスリーも若いが、ウソンssiあなたが一番若い。
広東語のセリフが吹き替えだったのが、ちょっと残念だった。

美術(ロケ地)も、調度品もすばらしい。
今、上海はどんどん近代化されていっているので、もうこの映画のような雰囲気の場所は、少なくなってきてるのだろう。

すれ違いが生んだ悲劇。
リクやその仲間たちにとっては、彼は“ホイ・マンキョン”ではなく、“アーカン”以外の何者でもなかった。
そんな三人の結末が、悲しかった。
by blue-umiusagi | 2006-09-11 22:22 | 映画雑感
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