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「拍手する時に去れ」

「拍手する時に去れ」_c0020452_20273088.jpg<解説>
今秋公開予定の話題作『トンマッコルへようこそ』の原作演劇を手がけたチャン・ジン監督が自らの演劇『拍手する時に去れ』を映画化したバラエティーリアル捜査劇。ホテルで女性の刺殺死体が発見され、その容疑者が逮捕される。異例の「殺人事件捜査TV生中継」が実施され、全国民が見守る中、捜査が進められるのだが…。ミステリアスなストーリーを引っ張るのはシン・ハギュンをはじめとするチャン・ジン組の面々と、『血の涙』に続いて捜査官を演じたチャ・スンウォン。



ときどき小ネタで笑わせてくれるが、基本はシリアスな推理劇になっている。
取調室での、チャ・スンウォンとシン・ハギュンのやりとりは圧巻。迫力がある。
あと、チャ・スンウォンとリュ・スンニョン二人の検事の腹の探りあいも、おもしろいものがあった。
いろんなことがあきらかになるにつれ、真実に近づいていっているようで、遠ざかっているようで…。
「真実はいつもひとつ!」のはずだが、ラストはある意味、観客の判断にまかせている。
もう一回観たい、と思う作品。
日本で公開してほしいけど、たぶんミニシアター系だろうな。

冒頭のホテルの客室シーン、どうやって撮影したんだろう。

この作品、もとは舞台劇なのだそうだ。どういう演出になるのか、観てみたいカモ。

ただね、冤罪はこうやって成立するんだろうな、と思うとちょっと怖かった。



観賞日:2006年8月12日~シネマコリア2006~
by blue-umiusagi | 2006-08-21 21:21 | 映画雑感
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