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「ナルニア国物語 第1章ライオンと魔女」

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<公開時コピー>
ナルニア暦1000年――《その国》は春を奪われ、100年の冬に凍えていた・・・。





良くも悪くもDISNEYの御伽話。
戦闘シーンもあるが、さほど流血シーンもなく安心して観ることができた(痛いのきらい)。しかし、日本語吹き替えバージョンを観る予定は、いまのところない。DVDも、特典映像が気になるので誰かに借りるカモ。
原作は未読。だが、原作に忠実に作られているのだろうなと思った。
今回は、気になる字幕表現もなかった。

戦争のために疎開し、家族がバラバラになったのに、また戦争に巻き込まれる。なんで「普通の子」たちが戦おうとするのかをもう少し、ていねいに描いてほしかった。少し消化不良。

子どもの自立・家族愛がテーマなのだろう。しかし、心理描写がさらっとしすぎていたため、響くものがなかった。
だが、“ナルニア国”という想像の世界が現実にあるのではないか、と思えるような映像はすばらしかった。ナルニア国のロケ地はニュージーランド。広大な土地。ほんと一度行ってみたい。

やっぱり主役はアスラン。困ったようなかなしい表情が印象的。
そしてもう一人の主役、白い魔女。毎回違うお洋服が印象的。
ナルニア国に春が訪れて、木々がほんのりピンク色に色づくシーン、綺麗だった。ほんと「春」を感じた。
あと、お子たちの衣装もキュートだった。あのカーディガン編みたい、と思った。4人のお子たちは、きっと両親に大切に育てられたのだろうな。

ナルニア国は、タンスを抜ければいつでも行けるというわけではない。
そこがいい。



観賞日:4月1日
プレミアシートで140分、ゆったりと観賞できた。
by blue-umiusagi | 2006-04-03 23:51 | 映画雑感
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