1月の読書メーター
読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2219ページ ケアとしての死化粧 改訂版 読了日:01月01日 著者: レポートの参考資料として読んだ一冊。看護の現場だけに限らず、働いてると年々情報量が増え知識やスキルの向上が不可欠となってくる。「看取り」について、今一度考えてみたい。 飯島風 読了日:01月02日 著者:飯島 奈美 映画『かもめ食堂』『めがね』『プール』『マザーウォーター』の4作品の映画の中に登場したお料理が掲載されている。飯島さん自らが撮影した綺麗な写真と映画の裏話を含むエッセイと共にオールカラーで収められている。ていねいなお仕事をされている人だな、と思う。飯島さんの本を観て(読んで)いるとしあわせな気持ちになる。 引越ししたら飯島さんのレシピを再現して丁寧な食生活を送るんだ、と年明けに決意表明。 百器徒然袋-雨 (講談社ノベルス) 読了日:01月03日 著者:京極 夏彦 百器徒然袋 風 (講談社ノベルス) 読了日:01月07日 著者:京極 夏彦 「百鬼夜行シリーズ」のスピンオフ中編集、榎木津探偵と愉快な仲間たちと下僕たちのお話。ちょっとひねくれた勧善懲悪。 中禅寺さんも悪ノリしたり、大笑いしたり、どもったり…。コメディタッチが強いけど、その分安心して楽しく読むことができた。そんな中でもちゃんと憑物落としがされるその手腕、流石だわ。 そして今回の語り手は、“僕”。関口くんが語り手の時とは印象が違う。榎さんからは「いつかの何とか云う人」呼ばわりされてたけど、最終ページの最終行で本名が明かされてよかったね。 大阪人 2011年 02月号 [雑誌] 読了日:01月14日 著者: 上町台地が好き。 COCOON 読了日:01月17日 著者:今日マチ子 フィクションだが65年ほど前の日本の沖縄県で実際にあった話。途中辛いページもあるが、ただ残酷な事実の羅列ではない。色使いが魅力の作者が、あえてモノクロで描いた戦争と少女の物語。深く濃く心に刻まれる物語。 作者のあとがきの「砂糖で鉄は錆びるのか」という言葉が印象的だった。 できるかな クアトロ (角川文庫) 読了日:01月20日 著者:西原 理恵子 西原さんの体当たり体験レポート。ヒジュラの話の一部はどこかで読んだはず。 『できるかな』シリーズは、毒が強いけど前向きでとてもパワフル。どこにでも行く西原さんは元気だ。同年代なので私も頑張ろうと思う。 西巷説百物語 (怪BOOKS) 読了日:01月23日 著者:京極 夏彦 「巷説百物語」シリーズは図書館で借りて読んだが、いつか絶対手元に買おうリストに入っている。 最初、林蔵を覚えていなくて、「え…誰だっけ?」となる始末。 今までのシリーズは、どちらかというと仕掛け重視だったのに比べ、今回は人間の性(さが)というか身勝手さ、我が身可愛さが表に出てくる恐ろしさがあった。 林蔵は仕掛けた相手に「それでいいのか」と、最後の選択をしつこく確認する。「そうは思いたくない」という仕掛けを頼んだ人物の想い、救いがあるのであればその道を残してやりたいという仕掛けた人物の想い、その想いを裏切っていく標的とされる人物。人間模様が切なく悲しい。ただ、唯一「豆狸」だけはちょっぴり趣向が変わっていて、語り手は悪人ではなく、終わり方も因果応報ではない。こういう仕事もしてるんだね。 出てくる登場人物の台詞は殆ど関西弁だが違和感はなく、上方の雰囲気が言葉から伝わってくるようで良かった。 「野狐」でのオールスター登場が圧巻。 いっそ、妖怪が百出てくるまで続けて欲しいな。 毎日かあさん7 ぐるぐるマニ車編 読了日:01月24日 著者:西原 理恵子 「年をとることが楽しく 感謝してます」という台詞があったが、私も年をとるのは楽しいよ。 早いものでお兄ちゃんも中学生、ぴよ美さんも大きくなりました。 読書メーター
by blue-umiusagi
| 2011-02-21 23:45
| 読書雑感
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