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6月の読書

「図書室の海」 恩田陸 著
「六番目の小夜子」「夜のピクニック」のサイドストーリーや SF、ホラー、ミステリーなどつめこんだ短編集。
彼女の作品は、どこかそこはかとない怖さを感じるときがある。だけど、ファンタジーも感じる。
「六番目の小夜子」「夜のピクニック」は未読。図書館で借りたいのだが、いつも貸し出しちう。買ったほうが早いカモ。
一色次郎の小説「青幻記」。映画も観てみたい。


「永遠とか純愛とか絶対とか」 岩井志麻子 著
身を持ち崩す男たち8人のお話。ちょうどしんどい時期に読んだので、彼女の毒気(悪意?)にやられ後味の悪さだけが残った。
「邪悪な花鳥風月」という本も借りていたが、読む気力をなくしたので、そのまま返却した。


「三味線ざんまい」 群ようこ著
三味線を習い始めた著者のお稽古エッセイ。
和の習い事(お茶)をする者として共感する部分があった。やはり、作法やしきたりを含め、和物は奥が深い。
もう少し自分に余裕ができたら三線(琉球三味線)習いたいな。


「まひるの月を追いかけて」 恩田陸 著
奈良を散策したくなる作品。各章の終わりに挿入されている研吾が集めた童話、民話が良かった。
オチはこうきたか、と思ったが、ぼんやりと真昼の月を見たような気がした。


「ライオン・ハート」 恩田陸 著
こういうSFファンタジーもけっこう好き。表現がきれいで心地よかった。やはり、出会う必要のある人は必ず出会うんだな、と思う。ありえないけど、あったら素敵な物語。
by blue-umiusagi | 2008-07-08 02:00 | 読書雑感
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