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前ふり・3

今回のバングラデシュ研修旅行のコーディネイトをしてくださるM先生から、出発3日前に届いた院内メール。

22日(日)がハルタル(ストライキ)になるため、22日のスケジュールが変更になるカモ。

総選挙前(選挙は2007年2月)で何かと治安が不安定になっているバングラデシュでは、ハルタルの際は非常に危険なため外出できない。突然のキャンセルもあり得るため前日の夜にならないとハルタルになるかどうかわからないが、状況によっては、スケジュール変更しなければいけないことを了承してほしい、という内容だった。
ただ、ハルタルがあるからといって、特別治安が急激に悪くなっているわけではない。バングラデシュは、そのような不安定な国なのだ、という。

<バングラデシュ>
1971年にパキスタンから独立した比較的新しい国でBangla(ベンガル語)desh(国)という名の通り、ベンガル語が公用語である。80%以上がイスラム教徒だが、ヒンズー教徒、仏教徒、キリスト教徒もいる。14万4000Km2(北海道の1.7倍)の国土に人口は1億4000万人(2004年)と日本より多くの人がくらしており、非常に人口密度の高い国である。人口増加率は1.59%、出生率は2.53%と、かつてよりは下がっているが、まだまだ人口は増えている。平均寿命は60.92歳と最近やっと60歳を越えたが、乳児死亡率6.985%は、日本の戦後間もない頃(1950年)と同様であり、妊産婦死亡率380は日本の明治、大正の頃と同じくらいである。

このようなデータから、現地の医療事情はある程度想像できる。

近日中に、次回に続く。
by blue-umiusagi | 2006-02-26 01:23 | バングラデシュ
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